0から Linux に Ruby を導入する

Rubyskype bot を作ろうとしたけど、「win 環境で作ったよー(^o^)ノ」 という記事があまり見当たらなかったので、いっその事 Linux を導入してそちらで作ってしまおうと思った次第。人生初の Linux。ワクワク。


インストール環境はこちら


今回インストールするもの

VMware の導入

まず VMware をダウンロード。
http://www.vmware.com/go/get-player-jp

ダウンロードしたら実行ファイルを使ってインストール。
VMware の導入はこれで終わり。簡単。

Ubuntu の導入

UbuntuLinux ディストリビューションの1つ。Linux ディストリビューションとは Linux の着せ替えパッケージの様なもので、用途によって使い分けられる。
他には RedHat, Fedora, CentOS, Gentoo, Debian などがある。

Ubuntu のダウンロード

VMwareLinux を実行するには ISOイメージファイルが必要なので、こちらからダウンロード。
http://www.ubuntulinux.jp/


Ubuntuのダウンロード → 日本語 Remix イメージのダウンロード → Ubuntu 13.10(64bit版)の ISOイメージをダウンロード。

Ubuntu のインストール

VMware を起動、「新規仮想マシンの作成」を選択。
ウィザードが開いたら「後で OS をインストール」を選択。
続いて「Linux」を選択、バージョンは Ubuntu
仮想マシンの名前、ディスク容量の指定はそのままで、「完了」を押す前に「ハードウェアのカスタマイズ」をクリック。「CD/DVD(IDE)」を選択、「ISO イメージ ファイルを使用する」で先程落とした ISOファイルを選ぶ。

f:id:secon:20140206215708p:plain

閉じて完了。


Ubuntu をクリックして起動。
f:id:secon:20140206221003j:plain


VMware Tool のインストールとか聞かるけどとりあえず後回し。

Ubuntu 13.10 のインストールを選択、特にチェックを入れず次へ。

ディスクを削除して~ を選択。
f:id:secon:20140206222542j:plain


言語や所在地、自分の情報を入力、Ubuntu account については後回しでいいので Log in later をクリック。

再起動してインストール完了。

Ubuntu Tools のインストール

Ruby 環境を整えるのに必要な訳ではないけど、インストールしておくと便利なので。
Ubuntu を再起動したら、「Player」をクリック、「管理」から「VMware Tools のインストール」を選択。
そのままインストール・・・できない。
f:id:secon:20140206223843j:plain

こうなったら「Player → 管理 → 仮想マシン設定」から「CD/DVD」を選択、「物理ドライブを使用する」を選択。


[Ctrl + Alt + T] でターミナル(win でいうコマンドプロンプト)を起動。
以下のコマンドを入力。

$ sudo su
Password:    #pass入力
# passwd
Enter new UNIX password:
Retype new UNIX password:

これによって root 状態になり、root 状態になると $ の部分が # になる。


続いて次のコマンドを入力。

# mount /dev/cdrom /mnt
# cp /mnt/VMwareTools-9.2.4-1398046.tar.gz /tmp
# cd /tmp
# tar xzvf VMwareTools-9.2.4-1398046.tar.gz
# cd vmware-tools-distrib
# ./vmware-install.pl

あとは適当にエンターしてればなんとかなる。

「VMwareTools- ~ 」の部分は上から2番目のアイコン(ファイル)を選択、デバイスの欄から「CD/DVD ドライブ」を選択したところにある「VMware ~ 」のファイル名なので、「ファイルが存在しない」と言われた場合は変えてみると良い。


これによって Ubuntu で管理しているファイルを win に持ってきたりすることが可能になる。

Ruby 環境の構築

まず apt-get のパッケージリストを更新、及び既存パッケージのアップグレード。

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

必要なパッケージをインストール。

sudo apt-get install build-essential libreadline-dev libssl-dev zlib1g-dev

rbenv をインストール。

git clone git://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv

rbenv のパスを設定。

gedit ~/.bashrc

開いたファイルに以下の文を追記して保存。

export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"
eval "$(rbenv init -)"

ターミナルを再起動。


ruby-build のインストール。

mkdir -p ~/.rbenv/plugins
cd ~/.rbenv/plugins
git clone git://github.com/sstephenson/ruby-build.git

Ruby のインストール。

rbenv install 2.0.0
rbenv rehash
rbenv global 2.0.0

状況に応じてバージョンを変える。


設定の確認。

rbenv version

2.0.0 ~ のような文字列が表示されることを確認。


Ruby のパスを確認。

which ruby

/home/secon/.rbenv ~ のようなパスが表示されることを確認。


Ruby のバージョンを確認。

ruby -v

ruby 2.0.0 に始まる文字列が表示されることを確認。


これで LinuxRuby を使う環境の構築完了。
快適な Linux 生活をお楽しみください。